タバコは、本当に血行不良を引き起こすのか

公開日: : 最終更新日:2015/02/12 生活

【読了時間:約 4 分

タバコに対する世間の目は、確実に悪くなってきている。

私個人としては、タバコを吸っている姿はかっこいいし、ときには風情をも感じさせる。

しかし、有害であるとの見解が広まっており、レストランなどでも喫煙者は肩身の狭い思いをしている。

私自身は吸わないが、やはりそれは、健康を期してのことだ。

実際吸われている方にとっては、心を癒してくれるとても大切な嗜好物であるとは思うが、ぜひとも禁煙に努めていただきたく思う。

いや、実際努めている方も多いだろうが、中毒性のあるタバコはなかなかやめられないだろう。

そこで今回は、タバコが招く血行不良の問題から健康に関するお話をしたあと、禁煙に向けてのコツ“のようなこと”をお伝えする。

ただ、私自身の体験談ではないので、あくまで客観的な内容となる。ご了承いただきたい。

ニコチンと血行不良

タバコに含まれている代表的な成分は、ご存知のとおりタールやニコチンだ。

今回取り上げたいのはニコチンであるが、もうこの有害性を知らない方は少ないように思うので、確認程度に読んでいただきたい。

ニコチンは、麻薬ではないものの毒物に指定されている。

ニコチンの主な作用は毛細血管の収縮作用だ。

毛細血管というのは体の隅々まで血液を送るためのパイプで、これが収縮するということは、容積が小さくなってしまった分だけ送られる血液も減ってしまうというわけだ。

毛細血管は身体の末端に複雑に存在しており、私たちがちょっと怪我をしたときの血も、その毛細血管の破裂によって出てきている。

大きい血管ではないから被害は少ないものの、タバコの常習化によって血行不良が頻発すれば、それだけ栄養や水分も十分に送られなくなり、冷えやくすみ、新陳代謝の低下などを招くことになる。

健康にも美容にも悪いというわけだ。

さらに、ニコチンに中毒性があるというのは非常に有名な話。

タバコを吸うということは、自ら血行不良の道を選択していることになる。

以上、毛細血管に限ってお話をしたが、大きな血管にも影響があると言われているため、循環器疾患に陥る懸念もある。

実は、ニコチンには血管弛緩作用があった?

これが何とも目から鱗、いや、耳から垢が剥がれ落ちるような説だ。

ニコチンは血管の環境を悪くするというのが常識だったが、それを覆す声が出ているのでご紹介しよう。

ニコチンは血管に直接作用させると血管を開く(弛緩)作用があり, 最近,その仕組みがわかってきている.
(中略)
最近の研究で明らかにされてきたことは, ニコチンは血管の動きを調節する神経に働いて血管弛緩を起こすので, 必ずしも巷で言われるような血管に対して悪者ではないかもしれないようである.

引用元:公益社団法人日本薬学会『明らかにされてきたニコチンの血管作用』
http://www.pharm.or.jp/hotnews/archives/2003/08/post_28.html
 

いかがだろうか。

血管弛緩というのは血管がリラックスするということで、拡張作用と捉えても良いだろう。

あれだけ悪く言われているタバコの健康に対する常識を覆そうとしている論である。実に興味深い。

ただ、引用はしなかったが、上記は動物実験から得られたデータを基にしているため、それが人間の場合はどうなるのかといった点は分からない。今後の研究に期待したい。

また、上記の論の最後は「ただし,喫煙が健康に害を与えることには変わりない」と結ばれており、結局、タバコの常識が覆されても吸わないことが賢明のようだ。

ニコチン以外の成分の毒性

第一、タバコには、ニコチン以外にもあらゆる有害物質が入っている。

上のほうで一度名前を出したタールには、発癌性がある。

また、猛毒な一酸化炭素も入っており、これはあなたを酸欠状態に至らせ、酷い場合には死に至らしめる。

練炭自殺ほどの威力は無いにせよ、血液循環が悪くなり、脳や心臓に負担を来すことは想像に難くない。

ニコチンがもし無害だと証明される日が来ても(まあ無い気がするが)、結局のところ、やはり体に大きな害を及ぼすことは変わらないのだ。

「俺はタバコを吸っているが健康だぜ」と強がっている方がたまにいらっしゃるが、それは偶然だと思おう。

タバコを吸っていないのに早く亡くなる方もいるにはいるが、死亡率の高まる原因はタバコだけではないので、そこは履き違えないようにしよう。

禁煙のコツ“のようなこと”

禁煙を成功させるのは非常に難しいことだろう。

何より、本人の強い意思が必要となる。

コツとしては無いに等しいが、まずはタバコに関する知識を豊富にすることが先決だ。

「三次喫煙」という言葉を聞いたことはあるだろうか。ないなら勉強不足感は否めない。

二次喫煙はさすがにあるだろう。受動喫煙ともいい、喫煙者じゃない人が、飛んできたタバコの煙を吸ってしまうことだ。

三次喫煙というのは、タバコの有害物質が物質に付着して、その付着した有害物質を吸ってしまうことをいう。

例えばカラオケボックスが分かりやすいだろうか。

私はよくカラオケに行くが、部屋はタバコ臭い。そして、ソファーの腰を掛けたときにはタバコの有害物質が舞い上がり、私はそれを吸い込んでしまうのだ。

また、ホテルなどでも、予約の際は禁煙部屋をとるが、それも三次喫煙を防ぐため。

以前、禁煙部屋が空いていなかったため喫煙部屋で泊まったところ、翌朝のノドの調子がすこぶる悪かった。エアコンの影響もあっただろうが、三次喫煙だった可能性もある。

つまり、禁煙に努める人が、このようなタバコの知識を豊富にし、人に対する思いやりを持てば、自ずと成功に近付ける。

私の知り合いで禁煙を成功させた人は、皆、想像力を高めて人の気持ちを考えることから始まった。

想像力が無ければ、いくら値上がりしてもタバコをやめることはできないだろう。

まとめ

今回はタバコがもたらす血行不良と禁煙のコツに関するお話をしたが、いかがだっただろうか。

ニコチンの話は色々あるが、タバコが血行を悪くするのは正しい説だと思う。

ぜひ、想像力を思い切り働かして禁煙しよう。そして可能なら、タバコを吸ってはいけないような環境・状況に自分を追い込むことも大切だ。

ツラいかもしれないが、それを乗り越えた者には福がやって来るに違いない。 

 
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