水を飲み過ぎるとどうなるか?その答えは恐ろしい

公開日: : 最終更新日:2014/08/29 飲み物

【読了時間:約 4 分

水分補給が健康や美容のために重要だということは、広く常識として知られている。しかし、飲み過ぎたらどうなるかといった発想をしたことはあるだろうか。

体のためにと思ってガバガバと何杯も飲む人もいれば、最近はペットボトル症候群が問題となっている。

たしかに、こまめに何度も水分を摂ることは、とても素晴らしい心がけだ。ただ、この世の中、あらゆることに限度というものがある。いくら良いとされていることでも、峠を越えれば別世界。

今回は、水を飲み過ぎるとどうなるかお話していこう。先に結論を言うと、水の飲み過ぎは危険だ。最悪の場合、死ぬ。

水分補給の役割

まず先に、水分補給の役割を抑えておく必要がある。

人間は、食べ物よりも水分のほうが大事で、水分なしには絶対に生きられない。というのも、胎児の体で9割が、年寄りでも半分以上が水分に占められているのだ。

体の大部分が水ということは、それがなくなれば体は機能しなくなる。まあ、当然だ。

だが、水を飲むと、体にどのような効果をもたらすのだろうか。このブログは医学をテーマにしているわけではないので簡単に説明しよう。

まず、キーとなるのは血液。血液は水分だ。そして水分は、パイプである血管を通って体の節々に行き渡る。内臓、筋肉、細部・・・挙げればキリがない。

例えば、内臓では老廃物のろ過、浄化、肌では潤いなどのバリア機能という感じで、本当に色々な働きをしている。その働きを十分に保つものこそ水分なのだ。

水を飲み過ぎるということ

上では血液は水分だと書いたが、もちろん、あらゆる栄養分も運んでいる。胃で消化されて腸で吸収された栄養は、血液に入って体中に経巡る。また、老廃物を各々の部位から押し流すときも、血液を利用して排出する。

さて、ここでイメージしていただきたい。

血液中の水分量が増えるとどうなるだろうか。

・・・そう、単純に言うと、薄まる。

薄まるということは、栄養分も分散してしまい、血中のナトリウム濃度が低下してしまう。まあ、ナトリウムというのは、簡単に塩に含まれる成分と考えていただきたい。

塩分の過剰摂取は血管に負荷がかかるとされているため避けるべきだが、ナトリウムが薄まってしまうことでも様々な弊害が生じる。最悪死に至る。

まあ、死に至るのは腎臓の最大利尿速度を超えた場合の話だ。超えなければまず死にはしないと考えたいところ。ただ、やはり血中ナトリウム濃度の低下は怖いものがある。

血中ナトリウムの低下による弊害

以前にこんな事件があったが、ご存知だろうか。けっこう有名な話だ。

2007年1月にアメリカのカリフォルニア州で行われた水の大飲み大会で、出場者の28歳女性が水中毒にかかり、亡くなった。

この大会では、15分おきにおよそ240mlの水が配給されたらしい。結局女性は7リットルもの水を飲んだようだ。途中で看護師からの忠告が入ったのにもかかわらず。

なぜそんなに飲んだのかは、もちろん景品の「Wii」を狙ってのこと。これで亡くならなければ笑い話で済んだのかもしれないが、結果、大事な命を落としてしまった。

これは、まあ重い場合の話だが、これに近いようなことが、あなたが水を飲み過ぎたときも起こりうるわけだ。

軽度の場合は疲労感で済むが、重いほうになるにつれ、頭痛、嘔吐、昏睡、呼吸困難となっていく。

「血行を良くしなきゃ」と躍起になって水ばかり飲んでいたのに、逆に体が怠くなってしまった場合には、もしかしたら飲み過ぎが原因かもしれない。

精神病患者の中にも、必要以上に水を飲んでいる人が多いようだ。水の飲み過ぎは、心の面までに影響を及ぼしてしまうというわけだ。

ほかにもこんな影響が

ほか、過剰な水分量によって血管が膨らむ。すると、特に高血圧の方や動脈硬化の進んでいる方は、血管が切れてしまうことがある。

つまりこれは、心筋梗塞や脳出血などによる死を意味する。水は、確かに血液のドロドロを防止し、血行促進させてくれる働きがある。しかし、飲みすぎることによって逆効果となってしまうのだ。

こんな怖いことがあって良いのだろうか。駄目に決まっている。

また、むくみなどの症状も現れやすくなる。これは、過剰な水分が血管から染み出てしまったために生ずる。俗に言う水太りも、この種のものだろう。

水太りのメカニズムはまだある。

水の飲みすぎは冷えを招いてしまうのだ。そりゃそうだ。水には熱を奪う性質があるのだから。この冷えにより、血行が悪くなったりもする。そして代謝機能は低下し、ブクブクと太っていくわけだ。

つまり、水をたくさん飲むという行為が常習化している方は要注意。ダイエットのために水を飲むことは有効な手段ではあるが、峠を越してはならないとうわけだ。

水をたくさん飲む必要があるときは

水の飲みすぎによる被害ばかり述べていても仕方がないので、ここで対策を考えてみよう。

「水を飲みすぎないようにね」と言っても、「じゃあ夏場の屋外活動のときとかどうなるの」という話だ。長い時間炎天下で活動すれば、水分を何度も摂ることになる。摂らないと熱中症にかかってしまうリスクが上がるからだ。

ところが、良かれと思って水分補給をしていたのにもかかわらず、スポーツ中に倒れて死に至るといったケースもある。

これは、まさしく水中毒が原因だ。

暑いところでは、体がどんどん水分が抜けるが、同時に血中のナトリウムも抜けていく。ここがポイント。

血中のナトリウムが減るにもかかわらず、水分ばかり補給していたら、そう、先述のような事態を招く。血中のナトリウム濃度が極度に低下してしまうといわけだ。

だから、水分補給以外にも、きちんとナトリウムを摂取することを忘れてはならない。

塩気のあるものを食べたり、はたまた水に混ぜたりしても良いだろう。スポーツ飲料という手もあるが、なるべく糖分の少ないものをおすすめしたい。ポ○カスエットやア○エリアスなどは、糖分が多く、飲みすぎると糖尿病を招きやすくなるので注意しよう。

だからといって、無糖のものでは、今度はカロリー面で弊害が生じることもあるようだ。うまくバランスよく摂取しよう。>> 詳しくはこちら

また、乳幼児の場合には、別途薬局等で検討して購入する必要がある。スポーツ飲料では水中毒に至ることがあるためだ。

まとめ

水を飲みすぎるとどうなるか。その質問に対する答えは以上のとおりだ。思った以上に恐ろしいことがお分かりいただけたことだろう。

しかし、物怖じする必要は無く、これまでに何ら支障を来していないのであれば、特段変に気にする必要は無いように思う。ただ、水太りの経験や、水を飲むたくさん癖などがある方は、今後は飲みすぎないように注意しよう。

水は適度に飲めば、心身共に小川のせせらぎのように美しくなる。

 
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