正しい寝姿勢はできてるか?知らぬ間の血行不良を避けよう
公開日: : 生活
【読了時間:約 4 分】
睡眠は疲れた体をリセットするための本能であり、質の良い睡眠をとれば翌朝はスッキリと起きられ、再び元気に一日を過ごすことができる。
しかし、そんな幸せなはずの睡眠が、なぜか心地良くない・・・という方はいないだろうか。
睡眠の質が向上しない理由としては、体の冷え、自律神経の失調、消化不良、その他あらゆる事象が考えられるが、そのうちのひとつとして間違った寝姿勢が挙げられる。
では間違った寝姿勢とは何だろうか。また、正しい寝姿勢をとるにはどうすれば良いだろうのか。この記事ではそれらの点について見ていこうと思う。
間違った寝姿勢とは
要は、体のどこかに負荷がかかってしまっている寝方のことをいう。
例えば、うつ伏せになって寝ると、顔にグッと圧がかかり、顎関節症などの原因となるし、腰だけにやけに圧力がかかれば、腰痛の原因にもなる。
それだけではない。一ヶ所に集中的な圧力がかかると、その部分の血行も悪くなってしまう。血行が悪くなるということは、心身の不調を来しかねないし、睡眠の質が落ちる。
ずっと同じ向きで眠っていたりしないだろうか。しっかり寝返りは打てているだろうか。
睡眠の質が悪いと、うまく寝返りを打てないことがある。すると血行不良に陥り、さらに睡眠の質が悪くなるといった悪循環に陥ってしまう。
また、布団や枕などの影響で寝姿勢が悪くなってしまうことも多い。
枕の高すぎや低すぎは問題
枕が高すぎると、首を必要以上に曲げて眠ることになる。首には頸動脈があり、ここの血行を悪くするのは非常に好ましくない。
逆に枕が低すぎると、今度は首から腰にかけての骨に負担がかかる。普通は、自然なS字形になっているのだが、それがまっすぐになってしまい、背中の痛みや腰痛を引き起こすことになる。
さらに、頭を心臓より低い位置に持ってくると血液循環がすこぶる悪くなるため、痛みをさらに誘発しやすくなるし、体の冷えやむくみななども発生しやすくなる。
このようにして、睡眠の質が知らず知らずのうちに悪くなっていくのだ。
もし、眠っても眠っても眠いのであれば、今一度枕を疑っていただきたい。
また、布団のほうもいかがだろうか。枕に比べればさほど気になることはないが、固すぎたり柔らかすぎたりするなら考えものだ。体が食い込むことで、どこか一点に圧力がかかりやすくなるので、併せて確認しておこう。
正しい寝姿勢とは
では、正しい寝姿勢とは何だろうか。
それは、なるべく体のあちこちに負荷がかからず、リラックスした状態が保てる姿勢のことをいう。
寝返りをうつことも、負荷を分散させたり血行を滞らせないようにするためには重要なことなので、正しい寝方のうちに入るだろう。
ただ、寝返りをうつことで寝姿勢が悪くなってしまっては、それはそれで問題だ。例えば、右を向いたときに枕から頭が落ちてしまうと、それで頭の位置が心臓よりも低くなるし、首などにも負担がかかってしまう。
寝返りをうつ=睡眠の質が高い というパターンが多いが、なるべく正しい寝姿勢をするという前提の話であることを、加えておさえておこう。体が健康な状態であれば睡眠の質は向上するも、寝姿勢そのものが悪くなってしまえば質は落ちるというわけだ。
だが、睡眠中は無意識
ここで問題となるのは、いくら正しい寝姿勢を保とうとしても、睡眠中は無意識なために成り行きにしか任せられないということだ。
「今日こそ正しい寝姿勢で眠ろう!」と強い意思を抱いていても、いざ眠ってしまうと、あとは本能の赴くまま。不随意で体は動く。
では、どうしたら良いのだろうか。
「私は意識的に正しい姿勢で眠れます」というのであれば、ここからのお話は意味をなさない。が、少しでも正しい寝姿勢をとりたい思いがあれば、大いに役立つことだろう。
それは、寝返りを打っても姿勢の崩れない寝具を使う、といった方法だ。
そういったものを買うとなるとコストはかかってしまうが、将来的なことを考えると費用対効果は悪くない。また、まずは枕だけを考えてみるだけで良いので、気が進んだらぜひ試していただきたい。
安眠枕「スリープドクターズピロー」がおすすめ
安眠できるようにと設計された、非常に画期的な枕がある。その名を「スリープドクターズピロー」という。
「ドクターズ」という言葉が入っているのが気になるが、これは、医師たちのお墨付きを得ているからこそのネームバリューだろう。
いったいどういう枕かというと、まあ、単純に正しい寝姿勢を保てる枕だ。寝返りを打っても、極力体に負荷がかからないようになっている。首のラインに合わせてあり、寝返りを打って枕から落ちる確率もぐんと減る。
そういった設計がなされているわけだ。
しかし、高機能ゆえに非常に高額だ。枕に投資をするのは正直馬鹿げているかもしれないが、検討の価値は十分にある。
もし、「これは高すぎるから無理だ」と思われたら、次の物でも良いと思う。しかし、スリープドクターズピローとはだいぶ設計が違うので、そこはご了承いただきたい。
まとめ
今回は正しい寝姿勢についてのお話と、その姿勢を保つための手軽な対策のひとつとして安眠枕のご紹介をしたが、いかがだっただろうか。
物理的な面にフォーカスしてお話を進めたが、人それぞれの持つ癖や、元々の睡眠の質の悪さ、そして他の病気なども原因となることもある。
そのため、以上のお話で100%解決できるとは限らないが、必ずや嬉しい結果に近づけることと思う。日常生活の上では些細なことかもしれないが、ぜひとも意識を注いでいっていただきたい。
これであなたもグッドナイトだ。
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